パイサーン師タンマヤートラ 

12月1日から8日まで

チャイヤプーム県で行われた

法の行進、タンマヤートラ。

 

8日間で計101キロを

気づきを保ちながらただ歩く。

 

お寺にテントを張って泊まりながら

ランパターオという水系に沿って歩き

環境についても学んでいく

そんなイベントだった。

 

今年で16回目。

日本の方7名が参加され

それぞれ無事日本に戻られた。

 

そしてその報告なども頂き

タンマヤートラが想像以上に

参加された皆さんの深い学びになっておられるようだ。

 

それを伺いまた私も

嬉しくなる。

 

 その中のお一人、ミカさんの感想を

ご紹介したい。

 

 

 

【タンマヤートラ】開発僧パイサーン師 つなぐひと

 

タンマヤートラを率いているのが、パイサーン師。

こちらのタンマヤートラ16回、皆勤賞のお坊さん◎

今回のタンマヤートラ、日本人チームをアテンドしてくださったFaa先生曰く、

「ちっちゃなサムライ」

 

タイには「開発僧」というジャンル(?)があるそうで、

仏法に基づいて地域の開発や農民の生活向上に取り組むお坊さんたちがいるそうです。

法を今の社会の文脈の中に堕とし込み、

社会的活動を行う人々の理論や実践に、

影響を与えているありがたいお坊さんたち!

 

パイサーン師も、もともと、NGOでターミナルケアを扱っていた活動家で、

英語もぺらぺら、ワークショップをオーガナイズしたり、執筆も多数。

 

今回のタンマヤートラも、ただ歩く、歩く瞑想の修行、なのだけれど、

 

毎朝、毎夕のお祈りと法話

歩く中で感じる自分自身、大地・水・風・木・花・鳥・蝶

歩いた先のお寺で迎えてくれる地元のオバちゃんたち

歩く中で目にするゴムやパイナップルのプランテーション

夜のウォーカーたちのシェアリング

 

を通して

 

ローカルとシティ

私と私

私とあなた

私と地球

をつなぐ

 

歩きに来たら、環境への気づきが高まっちゃった!

みたいな


環境のことを考えて来たら、自分への気づきが

高まっちゃった!

みたいな

 

気づき 教育 精神性 のバランスが絶妙な

法と行動が一致して存在している

巧妙に仕組まれた笑『つなぐ』ウォークだったように

思います。

 

淡々と法話をなさるので、

きっとつまらない話してるんだろうな~(失礼!)と

思っていて、

英語でそれを訳してもらったら、えぇぇと驚愕でした。

 

「地球とわたしたちはひとつです」

 

こんな言葉をかけてくれるお坊さんのありがたさ。

 

ティクナットハン師に続き、こんなお坊さんが

存在していてくれることの喜びを感じています。

 

パイサーン師の法話、Faa先生のブログで

読むことができます。

http://uramasafaa.ti-da.net/e8223771.html

 

 

 

ミカさんは、これまでも日本や海外の

平和行進に何度も参加されたことのある強者。


只者ではない!

 

パーマカルチャーを実践されていて

ティク・ナット・ハン師からの学びも得ておられる。

 

今回は私は参加できなかったので

日本の皆さんにパイサーン師の説法を

お伝えできないなあ、と残念に思っていたら

 

なんと途中から

タンマヤートラに参加している高校生が

パイサーン師のタイ語の説法を英語に訳し

その英語をミカさんが日本語に訳すという

二段階通訳で

日本の方にも届けてくださったのだという。

 

なんというすごいご縁!

 

自ら進んで通訳をかって出てくれたのが

高校生っていうのが、またびっくり。

 

最終日にみなさんを迎えに行った時に

私も会ったが

どこにでもいそうな

優しい笑顔を持ったハニカミ系男子だった。

 

そして

ミカさんがここで書いてくださっているように

パイサーン師の毎日の説法は

1日1日

参加者の方の心のペースに合わせた

心に響くお話だ。

 

そう、パイサーン師はモノトーンの

淡々とした語り口なので

音だけ聞いていると実につまらなく思う、はず。

 

ただ内容はどんどん人を惹き込んでしまう

説得力のあるものばかりで

私もファンの一人だ。

 

パイサーン師自身が

「つなげる」生き方をしているので

自然とそれがタンマヤートラでも

滲み出てくるのだろう。

 

つなげる生き方。

 

それがどんどん思いもよらないところで

紡がれる。

 

それがあちこちで展開されたタンマヤートラだった。

 

そしてタンマヤートラが

終わった後でも

それは続いているのだった。。。

 

タンマヤートラ。

やっぱり、すごいなあ。

 

 

ミカさんの感想はまだあるので

次回に続きます!