パイサーン師の一言説法 ~心の毒と心の薬。許しによって傷口を癒す~

 

 パイサーン師12月25日

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許し

 

もし心に

悪意や憤りがあるなら

それは「毒」です。

 

心に

傷ができ

長引いてしまいます。

 

もし心に

許しや慈愛があるなら

それは「薬」です。

 

心の傷口を縫合してくれます。

 

私を傷つける人を

思い通りに変えようすることは

とても難しいことです。

 

しかし

私の心にある怒りや嫌悪の気持ちは

変化させることができます。

 

そうして

幸せな人生を送ることは

可能なのです。

 

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許し。

 

正確には

「怖れを与えない」という意味だ。

 

自分に対しても

他者に対しても

怖れを与えない。

圧迫感を与えない。

 

今日のパイサーン師の一言説法は

もっとつっこんで

復讐心や悪意

それが自分自身にとって毒であること。

その毒を薬に変えられることを

 

短い言葉で伝えておられる。

 

通常

何か自分にとって

不都合なことを相手からされた時

相手が謝ったら

許そうと考える。

 

謝るまでの間は

許さない。

 

そう考えるのが

いわば当たり前の見方だ。

 

だがパイサーン師が示してくれる視点は

順序が逆。

 

不都合なことを相手からされたら

まず

自分の中の心の圧迫感を

先にほどいておく。

 

謝るか謝らないかは

相手の問題。

 

起こってくる心は

自分の問題。

 

まず自分の心を整える。

 

自分が傷ついたら

自分の傷をまず縫合する。

そっちを先にして

ちゃんと立つ。

 

そういうアプローチだ。

 

気づきが伴わないと

このアプローチは難しい。

 

ただ気づきを間に合わせる

トレーニングを積んでおくと

どんどん自分の傷を癒すのが

早くなっていく。

 

他者に癒されるのを

待たない癒し方。

 

許しの治癒力は

計り知れないなあ。