ThaiPBSのドキュメンタリー

 

 先日7月23日に

 タイであるドキュメンタリーが放映されました。

 

 カンポンさんのドキュメンタリーも取材したことのある

 番組で

 「真実は物語よりすごい」

 というタイトル。(事実は小説より奇なり、のイメージ)

 

 4月にスカトー寺よりももっと

 奥深くにあるプーロンの森が山火事となり

 大きな被害を受けましたが

 そこから復興へ向けての取り組みを取材されたものです。

 

カムキエン師の愛弟子、ウィチャイさん。

 

 森林保護に尽力した故カムキエン師。

 パイサーン師やプラユキ師

 カンポンさんのお師匠様ですが

 貧しい村人のためにといろんな活動をされた方でもあります。

 

 村に寺子屋を作って

 幼い子供達をお寺で日中預かり、

 農作業に忙しい村人を手助けしたのもカムキエン師でした。

 

 そこに通っていたウィチャイさん。

 今はもう立派なおじさんですが

 このドキュメンタリーの主人公です。

 

 ウィチャイさんには

 私も昔よくスカトー寺に通っていた頃お世話になりました。

 鳥を愛する子供たちの会、の主要メンバーで

 鳥の絵を描かれたり、その絵を元にペンダントにしたりして

 私もよくもらいました。

 やがて子供たちを連れてバードウォッチングをする

 ファシリテーターとなり

 今では村の重要なリーダーです。

 

 そんなウィチャイさん

 そしてパイサーン師も出てきますが

 豊かな森が被害にあってもなお

 落ち込んだり、悲劇のヒーローになったりせず

 また淡々と森の再生に尽力するリアルタイムの様子が描かれています。

 

 

 いろいろ学びになったところはあるのですが、

 いくつかウィチャイさんが

 カムキエン師から学ばれたことをメモしますね。

 

・活動をする上で

 カムキエン師から学んだことはたくさんあります。

 師はよく、こうおっしゃっていました。

 

 自分が善きことをはじめても

 すぐに人にこれはいいよーと勧めないこと。

 ちゃんと自分でやって結果が出てから、だよ、と。

 

 師が森に木を植えたりしていた初めのころは

 賛成する人も少なかったですし

 ましてや一緒にやる人も本当に少なかったのです。

 でも、カムキエン師は自分にできることを

 淡々となさっていました。

 

 今、森が火事になってまた木を植えていますが

 以前のような世界に戻って欲しい

 そういう思いではやっていません。

 世界を変えようとしないこと。

 しかし、森を傷つけることなく

 問題が生じたら、自分ができる分だけちゃんと関わっていく。

 

 そういうふうに活動しています。

 これもまたカムキエン師から得た学びなんです。

      (48〜50分あたりのインタビュー)

    

 

 1)世界を変えようとしない。

 2)自分は傷つけない。

 3)問題が生じたら、

   自分のできる範囲で精一杯に向き合って関わる。

 

 私はすごくこの言葉が印象に残りました。

 こういう姿勢でなさっているので

 変に力が入っていないのだなあ、と

 その秘訣を教えてもらった気がします。

 

 カムキエン師の慈しみによって始めた寺子屋で育った

 小さな男の子が

 30年後こんなふうに森を守る活動を展開している。

 

 次の時代に大切なものを伝えていくときの

 重要なメッセージをいただいた気がします。

 

 以下は、タイ語なのですが

 森の復興に向けたタイの人たちの様子を

 ご覧いただけると嬉しいです。