冬だけど、み〜つけた!

 

 今朝。

 「おかあさーん、見てみてー!」

 と言わんばかりに

 両手で何かをつかんで走ってきた3歳児3G。

 

 何かと思って見てみると

 これ↓

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 カエルさん、です!

 冬ですが、冬眠してないんですねー。

 

 ウンアーンというらしく、歌もあります。

 タイの人にはお馴染みのカエルさんのようです。

 

 ここライトハウスには

 いろんな種類のカエルさんがいます。

 雨が降ると一斉に鳴き出すカエルさん。

 今はほとんど降りませんが

 雨季になるとまさに大合唱で、

 夜中じゅうコンサートの時も。

     

 さて、今朝のウンアーンさん。

 野生児3Gに出会ってしまったせいで

 怖がられもせず、触られまくり。

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 つぶされちゃうんじゃないかと、思ったほど。

 ウンアーンは、3Gにおしっこをかけて

 攻撃したみたいでしたが 

 3Gもめげずにつねっている!?

 

 そして、この笑顔 (はなみずがほっぺに固まってます😜)

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 野生児全開の3G。

 でもこうして自然の、特にいのちに触れられるのは

 本当に贅沢だなあと思います。

 

ぶらぶらしているいのち

 

こちらライトハウスに移住して、3回目のお正月。

昨年も日本からいろんな方がライトハウスを訪れてくださり

対話の時間を持つことができました。

 

その中で、先月タンマヤートラを

一緒に歩いた方からこんな感想を聞きました。

 

「親ニワトリが、ひよこを連れて

 家の周りを歩いている姿を見たとき、思ったんです。

 『わあ、この姿日本では見たことない!』と。

 とってもあたりまえの姿なはずなのに、

 日本でこの光景を見る機会がほとんどないんですね。

 ニワトリを見るのは、養鶏場に行かないと見れない・・

 あたりまえのいのちのやり取りが

 見えなくなってきている気がしました」

 

と、お話しされました。

 

 なるほどなあ、とここでは当たり前に見える風景が

いかに貴重なものであるかと教えてもらいました。

 

 3Gがつかんできたカエルさんを見て、

その方の話を思い出しました。

 

 うまく言い表せないのですが

 ここでは、いろんないのちが「ぶらぶら」しています。

 

 カエルもそうだし、犬もそう。

 猫(ここは少ないですが)、アリもヤールー(ヤモリ)も

 トゥッケーも。

 昨日と今日は、パパイヤの熟れたものを台所に置いていたら

 リスに食われました。

 

 実はこちらに来る日本人の方が、

 ほとんどと言っていいほど話題にされるのが

 この「ぶらぶらしているいきもの」の話です。

 

 犬がいっぱいいますねー。

 牛が動いているー!

 ありんこがたくさんいて😂

 カエルがトイレにいるんですー、こわーいー。

 ダンゴムシが、大きい!

 

 などなど、数え切れない

 ぶらぶらしているいのちに驚かれます。

 

 いのち、というと

 すごくキレイで透明な感じがしますけれど

 実際は泥臭かったり、キモかったり、

 汚かったり、ぶらぶらしていたり、予測がつかなかったり、

 なんですよね。

 

 でも不思議なことに

 そんな「ぶらぶらしているいのち」たちに触れていると

 自然とゆるさが感じられて心安らいできます。

 

 適度にぶらぶらしていること、って

 いのちにとってはすごく重要なことなのかもしれません。

 

 3Gが連れてきてくれたカエルさんの姿から

 そんなことを考えています。