Chihiroさんがライトハウスを訪れてくれました

 

 先日、日本からChihiroさんという

 かわいい後輩がライトハウスを1泊訪問。

 忙しいお仕事の合間をぬってきてくれました。

 

 私が東京にいた時代、

 彼女が大学時代の時に初めてお会いして

 当時私が取り組んでいたいろんなことに巻き込んで

 楽しい時間を過ごさせてもらいました。

 

 今は国内、国外を飛び回るお仕事にご活躍!

 タイは2回目ということですが

 バンコクからこんな田舎の町まで

 自力で辿り着いてくれました。

 さすがのサバイバル力!

 

 もう日本に戻られましたが

 1泊での体験をFBにあげてくれました。

 許可をいただいたので、このブログでも紹介しますね。

 特に、お坊さんと一緒に歩いた

 初・托鉢体験はリアルですぞ〜。

 

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 左が、Chihiroさん!

 

。。。。。。。。。。

【念願のタイ、ライトハウスに行った話】

 

 

夏休みをいただいて、念願のライトハウスに行って来ました。

ライトハウスとは、

タイ東北部カオヤイにある気づきの瞑想の修行場です。

 

大学時代から大変お世話になっている浦崎雅代さんが、

タイ人の旦那様と可愛い息子さんと住んでいらっしゃいます。

 

浦崎さんについてご紹介するだけで日が暮れそうなぐらい、

興味深い人物なのです。笑

 

私の暗黒の大学時代に、浦崎さんはたくさん光を差してくれました。

ファシリテーションの学校を紹介してくださったり、

ダイアローグインザダークをオススメしてくださったり、

自分が本音では何をやりたいのかという

ワークショップをやってくださったり、

瞑想を教えてくださったり、

ガラクタ整理を勧めてくださり、

かつその目覚しい効果を体現してくださったり、

様々な相談にのってくださったり。。。

 

まさに"斜めの関係"、ありがたい先輩なのです。


浦崎さんが、"世界にはこんなに面白いものがあるよ~"

私の好奇心をくすぐってくださったから、

私はその好奇心によって生かされていたな~と

大げさでなく思うのです。

 

大都会バンコクからバスで約3時間、

パクチョンという町の大型

スーパーテスコ(日本からは撤退しちゃったね)で下車。

 

真新しい。

広い。

なんでもある。

 

そこで浦崎さんと合流し、自家用車でいくこと30分。。

 

村を通って辿り着いたライトハウス。。

 

おぉ。。電線がない。。空気が美味しい。。

 

ゲストハウスに蚊帳テントをはって、

中にお布団をひく。わくわく。

 

本堂のような場所にあがらせていただくと、

とても気持ちの良い風。

 

曇ったり雨が降ったりしたけれど景色がとても良い。

 

お坊さまたちの夕べのおつとめに参加させていただく。

カタカナの経典も用意されていて、

一緒にお経をあげることができて嬉しい。

 

読経の後、照明を落とし、お説法を流してくださる。

タイ語と英語の逐次通訳のもの。私たちへの配慮がありがたい。

 

おつとめが終わるとあたりは真っ暗で、

懐中電灯の明かりを頼りに歩く。

 

ゲストハウスは昼間に太陽光発電で貯めた分だけ、点灯する。

 

あれは夜7時か、8時だったのかな、

虫とカエルの声を聴きながら早々に眠りにつく。

 

朝のおつとめに参加すべく4時に起床した際には、

もう電気は点かなかった。

 

ーーーーーー 

 

暗闇の中、携帯のライトを頼りに本堂まで歩く。

曇り空で星が見えなくて残念だった。

 

4時半から読経。そして説法。

朝もタイ語と英語の逐次通訳のもの。

 

でも英語聴き取れない。。申し訳ないなぁ。。

 

おつとめの後は托鉢!

 

頭陀袋を下げて、3人のお坊さまの後について、出発!

お坊さまは裸足、私はビーサン。

 

お坊さま「ゆっくり歩くのです」って言ってたけど、

ついて行くのに精一杯なスピードなんですけど。。

 

 

途中から舗装の無い、赤茶色の土の道を行く。

 

雨のためぬかるんで歩きづらい。

小川を渡るからサンダルは脱いだ方が良いと言われ裸足に。

 

ぬるぬるして足をとられる。

 

お坊さまはスタスタと歩いて行く。

 

距離が離れていく。。焦る。コケそうになる。。

 

なんとか小川を渡りきるが、

足はドロドロでふたたびサンダルを履くことに抵抗が。。

 

意を決して裸足で歩き続ける。

 

実際のところ、

ビーサンだから水洗いできるし、

ふたたび履いても良かったのだけれど、

 

正直粘土のような土の上を歩くのは気持ちが良かったのだ!

 

一緒にいた人がビーサンを持ってくれるというので、

お言葉に甘えて渡す。

 

と。こ。ろ。が。。。

 

予想よりもかなり早く、

あっさりと赤茶色の土ゾーンが終了。

 

砂利道、アスファルト道に突入。

 

もうね、めっちゃ痛いわけ。

 

小石が足の裏を容赦なく刺してくる。

足の裏の皮膚がやわやわな私は悶絶しながら、

サンダルを履かない決断を下した自分を呪いながら、ヒィヒィ言いつつ歩く。

 

しばらく行くと、

村の人がお家の前でお坊さまを待っていた。

 

先頭のお坊さまにオカズの入ったビニール袋を渡す村の人。

 

私の役割はお坊さまからそれを預かり

頭陀袋にしまってライトハウスまでお持ちすること。

 

村の人はさらに白米を3人のお坊さまの鉢に捧げます。

 

そしてしゃがんで合掌。私もしゃがんで合掌。

お坊さまがお経を唱えてくれます。

 

そしてふたたび出発!

 

村の人たちがニコニコ見送ってくれます。

毎朝、毎朝、こうして徳を積んでいるのは素晴らしいなあ。

村人と村のお坊さまが同じ釜の飯を食べるって、

本当に一緒に生きているって感じがする。

 

お互いに支え合っているって感じ。

村の人が何か声をかけてくれるんだけど、

あぁ、言葉がわからなくてもどかしい。

 

砂利道は続く。

 

もう、そこらへんに落ちている葉っぱでもいいから

足の裏に貼らせてくれ!ってぐらい本当に痛いの!

 

しかもどんどん捧げられたオカズは増えていって、

たまにジュースとかくれる人もいて、

頭陀袋がパンパンになってくるんですよ。

 

つまり自分の足の裏にかかってくる重さが増えてくるわけで、

どんどん痛くなるわけです。

 

だんだん村人がお坊さまにオカズを捧げるタイミングに

間に合わなくなってきたり。。

 

お坊さまとの距離がどんどん開いていく。。。

 

あぁ、今お坊さまを見失ったら、完全に迷子だ。。

 

托鉢は歩く瞑想。

気づきを間に合わせようと懸命に努力するも、

痛いですよー!というアラートが頭の中で鳴り響いている。

 

あ、でも、だんだん、

心が焦ると余裕のない足さばきになって、

余計痛いかも、って思ってくる。

 

とにかく前へ前へって思ってると、

今何が起こっているかに鈍感になってるなぁ、って気づく。

 

その時、一人のお坊さまが待っていてくださった。

 

そして、身振りをまじえながら、

 

もし、足の裏をこわばらせて硬くしていたら、

石は刺さって痛いのです。

 

でも、足の裏をやわらかくしていたら、

石を包み込んで、痛くないのです。

 

だから、リラックスですよ。

マッサージだと思って。リラックスです。

 

と教えて下さいました。

 

一緒にいた人曰く、

「この道がとても痛くて、今まさに足の裏に、

 力を込めてガードしようとしていました。きっと私の足音をきいて、

 そのことに気づいてアドバイスをくださったのですね」

 

足の裏のお話なのですが、

これは心にも言えることだなぁと感じました。

 

戦う気持ちでいたら、その出会いは痛いけど、

リラックスしてやわらかい気持ちでいたら、

その出会いは痛くないのかもしれない。

 

傷つかないように、身体をこわばらせて、

知らず知らずに肩に力が入っていたのが、 

ほわぁーっと抜けていくような感覚。

 

刺されても、ポヨンって跳ね返せる心の柔軟性こそ、

今の私に必要なんだな~と感じました。

 

1時間強で托鉢を終えライトハウスに戻ると、

在家のお世話係さんたちがスタンバイされていて、

テキパキと長テーブルに托鉢でいただいた食べ物を並べていきます。

 

お坊さまに捧げたあと、

お世話係さんたちとお相伴に預かり朝食タイム。

 

タイのほんとの家庭の味、

どれも珍しくて美味しかったです()



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足の裏がお風呂に入ったみたいにポカポカしています。

 

食事の後、浦崎ファミリーにパクチョンまで送っていただき、

あっという間にライトハウス滞在は終わったのでした。

 

なんと、24時間も滞在していなかったことに気づく。。。

 

なんて濃い一日だったんでしょう。。。

浦崎さん貴重な経験をさせていただき、

ありがとうございました(^ω^)

 

 

。。。。。。。。。。。

 

私は、托鉢には一緒についていかず

 

Chihiroさんに日本から持ってきてーとお願いしていた

マヨネーズを早速使って

ポテトサラダを作っていました!

 

その間に、こんな足裏をめぐる

ドラマが展開されていたとは。

 

私もスカトー寺に滞在していた時

よく托鉢について行きましたが

初回はさすがに裸足の勇気はなかった。。

 

一気に裸足の、しかも

大地をまさに踏みしめる体験をされて

「天然足つぼマッサージ」が実感できてよかったね〜。

 

ほんと、彼女が言うように

赤土はめっちゃ気持ちがいいんですが

アスファルトになると途端に小さい石が痛いんですよね。

 

毎日歩くお坊さんはだんだん慣れていきて

痛くなくなっていくそうです!

 

ぜひ、またゆっくりと来ていただきたいなあ。

 

Chihiroさん、

ありがとうーーー!!