ツイキャス、主人へのインタビュー

 

 先日、久しぶりに

 夜ツイキャス、主人へのインタビューを1時間ちょっと行いました。

 

    テーマは「パユットー師」

 主人は、12歳から30歳までお坊さんだったのですが

 大きく影響をあたえられたお坊さまが2人います。

 1人が故プッタタート師と

 もうお1人がパユットー師なんですね。

 

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 パユットー師の本は

 野中耕一先生という方が邦訳されていて

 日本でも出版されています。

  いくつか以下に挙げます。

 


 

現在、80歳。ご高齢であまりお体も丈夫ではありません。

パユットー師は13歳で沙弥出家されてから

ずっと修行を重ねられ

パーリ語試験の最高位9段を沙弥の時に取られたという

まさに稀有の人材。

「仏法」というブッダの教えを解説した本の他、

たくさんの本を書かれています。

そして1994年には。タイ人で初めてユネスコ平和賞を受賞された

というお方!

「学僧」という言葉がありますが

まさにタイでは真っ先にパユットー師が浮かびますね。

 

ちなみに、私と主人がいたマヒドン大学宗教学部では

パユットー師が住職をされている

ヤーナウェーサカーワン寺がすぐ近くにあって

私も何度か訪れたことがあります。

 

マヒドンのお坊さん学生たちは

そこで月2回のウポーサタ(布薩:僧侶が戒律に

反していないかを省みる儀式)を行っています。

主人もマヒドンに通っていたお坊さん時代には

直接パユットー師にも会うことができて

そのウポーサタでの様子を今でもはっきりと

覚えているそうです。

 

情報との向き合い方

 

ツイキャスでは、

その時にパユットー師が語られたこともシェアしてくれました。

 

主人曰く、これは本などには書いていない

大切なメッセージらしいので

このブログでも残しておきます。

 

ウポーサタの儀式の後はいつも

パユットー師への質問ができる時間があったとのこと。

あるお坊さんが「情報の取り方」についての質問がありました。

 

パユットー師はそれに答え

情報には4つの種類がある、と答えられたそうです。

 

1)データ(資料)

 1つめがデータ、です。

 それらはまだバラバラな状態で関係性がまた

 発見されていない状態のこと。

 お料理に例えると、素材でしょうね。

 

2)インフォメーション(見聞)

 情報と訳してもいいかもしれないのですが

 ただ見たこと、聞いたことなどを表す

 「見聞」がいいかと思います。

 分析したり、考察する前の状態ですね

 お料理に例えると、レシピかな。

 いろんなレシピ本を読んでいるところ。

 

3) ノレッジ (知識)

 3番目は知識。

 1)2)を使って、分析したり

 考察したりして知識として提供されるもの。

 お料理に例えると、実際にレシピ通りに作ってみることや

 工夫してさらに創作料理を作ることなどになるでしょう。

 

4)ウィズダム(智慧)

 最後は智慧です。

 これを活用したら、どのような利益があるのか

あるはダメージがあるのかをはっきりと知り

適切にそれらを使えるようになることです。

 お料理に例えると、

 この料理はこの人に、どれだけの量を

どういう季節に、どんな風に調理して出せば

どのような効果があるのか、ということまで

見通せるようになるということでしょうね。

 

 

 この4つの種類を意識して、情報を受け取っていくと

いいよ、と教えてくださったのですね。

 

 パユットー師ご自身、本を書く上でも

ものすごく謙虚にこうした姿勢をとられています。

どこから引用しているかを、丁寧にきちんと細く載せていく。

 当たり前のルールですが、適当にやってしまう場合も多く

私も主人の話を聞きながら反省でした。。

 

 今はまさに、情報化社会。

 なんでも情報が氾濫して、情報に飛びつき

情報に踊らされてしまう私たちがいます。

 そんな中でこうしたパユットー師の姿勢に

改めて襟を正される思いがしました。

 

 パユットー師からの学びもまた

まだまだ多いので、主人にインタビューいたしますね。

 

 ツイキャスは1、2、3と

3つ連続してアップしていますので以下からどうぞ!

 

 そしてこのツイキャスを聞いてくださり

またまたすぐご自身のブログで内容をまとめて

アップしてくださった修羅観音さん。

すごいです!

 ポー・オー・パユットー師に学ぶ仏教|浦崎雅代さんとホームさんのツイキャス

 

 学びも深めてくださり、

 ありがとうございます。