恩人イケハヤさんに会いに行くぞー!

 

 5月25日から29日までの4泊5日間。

沖縄から高松空港を経て、高知へ家族で旅に行ってきました!

 正直、四国はなかなか縁がない土地だったのですが

一昨年、イケダハヤトさんのブログ塾で学んでいたご縁から

少しずつ四国が身近になってきました。

 大学の先生を辞めて田舎に移住してから

イケハヤさんを通してnoteを知り、

念願の仏教翻訳翻訳作業を継続してさせてもらうことが

可能になりました。

 さらにそのnote をまとめて、イケハヤ書房から

もう何冊もkindle化してくださり、

印税も寄付として送り続けてくださって

いるイケハヤ菩薩さま。

 私にとっては、本当に恩人!

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 ⇧ この方です、恩人!(イケハヤさんのtwitterより )

 

ただ、この約1年半、ずっとFBでのやり取りだけで

ご本人にお会いしたことがなく、

いつか高知に行ってお礼を言いたいなあ〜と

ずっと願っていました。

 

 また、イケハヤさんは限界集落と言われる地域にお住まいで

イケハヤさんだけでなく移住してこられた方たちもまた

面白い展開をされているんですよね。

 いつか、を先延ばしにせず、やりくりしてぜひ行こう!

と決意し、今回の沖縄滞在中に実現しました。

 

 ちょうどタイ人の主人にも、日本のいろんな場所を

見てもらいたいし、彼も行く先々で面白い発見をしたり

自分の仕事に生かしたりしているので、4泊5日3歳児も

一緒にGO! 初めての高知の旅になりました。

 

緑の畑と田んぼに、「やっと日本に来た〜!」

 

 那覇から高松空港を経て、高知入り。

 バスを2回乗り換えて、高知駅に到着。

 その間に見えた、家々や森の緑、畑と田んぼの様子に

すっかり懐かしさを感じました。

 主人は、

「おお〜、やっと昔見た日本映画のような風景に出会えた!

 やっと日本に来たねー」

と喜んでいました。

 

 確かに、沖縄はまた独特ですし、これまで行った

東京・大阪・名古屋・京都・北海道など(結構いってるな、、)

も都市部が多くてあまり農業中心の町には入っていません。

 高知は本当に山も多くて、とてもきれい!

その街を見ているだけで、丁寧さが伝わる感じでした。

 

 到着の翌日には、ふらっと高知市内を歩いて見学。

ホテルの近くには市場やアーケード街があって

ひろめ市場でカツオをいただき(持ち帰ってホテルで食べましたが)

そして威風堂々とした高知城に登って

ゆっくりと土地と空気を味わいました。

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 ちょうど私たちが行った5月下旬はお天気がいい日が

続いていたようで、どこへ行っても太陽がサンサン!

18699477 1675095535847518 8794894901763610947 o ⇧ 桂浜(かつらはま) うおー!絶景です。

 

 でも陰に入ると、心地よい風が吹いていて

心も体も軽くなる感じでした。いやー、高知の風、いい!

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 あまりの居心地良さに、3歳児お行儀悪く道に寝そべる⇧

 

 

 

お遍路さんの地を、元お坊さん喜ぶ

 

 

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さて、四国と言えば、お遍路さん。

 移動中も何度もお遍路さんが歩いておられるのを見ることが

できました。

 最初、タイ人の主人は

「あの人たちは、お坊さんなのか?」

 と尋ねてきました。

そう、そう思うよねー。。

 タイではトゥドーンと言って行脚する姿をよく見かけますが

それはサフラン色の袈裟を着たお坊さん。

 四国で見慣れたお遍路さんは、お坊さまも

いるかもしれませんが、主には在家の方でしょう。

そんな話をしながら、お寺を幾つか尋ねました。

 

 ちょうど私の友人で、つい昨年までタイに赴任されていた

方が、なんと今年高知に赴任されたということもあり

その方に、お寺や風光明媚な場所(桂浜・足摺岬の手間・竹林寺)

などに連れて行ってもらいました。

 海も山も同時に見れるという高知の豊かさ。

 こりゃ、移住したくなるわなあ、と思いながら満喫しました。

 いやあ、ありがたや〜。

 

 

手作り市、子どもマルシェにてイケハヤさん、ヒビノケイコさんに!

 

 そして5月24日(日)。イケハヤさんから

ちょうどその日に嶺北(れいほく)地方の大豊(おおとよ)

という場所で、手作り市や子どもマルシェのイベントがあるので

そこでお会いしましょう!いうことに。

 そのイベントのことはイケハヤさんのブログで読んだことが

あったので、ナイスタイミング!

 さらにさらに、イケハヤさんの他、もうお一人のキーパーソン

ヒビノケイコさんにもお会い出来ることができました。

 

ヒビノさんは、プラユキさんからお名前はだいぶ間に伺って

いましたが、なかなかお会いするチャンスがなかった方でした。

 

 ヒビノさんも高知に移住され、素敵な絵を描かれながら

ブログで生き方や仕事のこと、タイに行かれた時の話や

プラユキさんとの対話などから感じられたことを

どんどん発信されています。

 ヒビノさんのブログはこちらからどうぞー!素敵ですよー。

 

手作り市の会場である大豊(おおとよ)までは

高知市内から1時間半くらいかかる場所にありました。

朝、レンタカーを借りて運転。どんどん山に登っていき

風景もさらに絶景になっていきました。

 

会場に着いたら、もういろんなブースが並んでいて

たくさんの子供たち、大人たちの姿がありました。

 

私たち家族もフラフラしていたら

ある小学生くらいの男の子が

 「スライム、作りませんかー?」

と声をかけてくれました。

 

 スライムって何??

と言いながら、見てみると

彼は赤・黄色・緑の色付きの大きなガラスの瓶を指差しました。

そうそう、小さい頃遊んだことのある

触るとちょっとネチョネチョする感じの

ボールのような粘土のような、あれです。

参加型おもちゃ作りのような感じ。

3歳児の息子に試してみましたが、

まだあまり興味なさそう。。

代わりに私がやってみると

彼に指示されたようにコップに色とある液体を

入れて混ぜると、本当にスライムができました。

 

子供たちがこうして、知恵を絞って

スモールビジネスを展開する。

素敵だなあ、と思いました。

 

、、と思っていたら、ヒビノケイコさんが声をかけて

くださいました。

 

実はあれ?先ほど私をスライムに誘ってくれたのは

ヒビノさんの息子さんでした!

さらっと、知らない大人に声をかけられるって

すごくないですか!?

ということで、念願のヒビノさんともお会いできました。

 

素敵なオーラいっぱいのヒビノさん。

タイでのお話や、移住のことをお話しさせてもらいました。

タイでも移住者はいますけれど

こうして移住者同士がまたネットワークを作って

いろんなコラボレーションが生まれたらどんな

展開になるのだろう?

これまであまり意識していなかったのですが

タイでも何かやれたら面白そうだな、と刺激を受けました。

 

そして、ブースの奥を訪ねて行くと

イケハヤさんファミリー発見!

奥様がケーキや飲み物を作って販売してらっしゃいました。

特に「こどもコーラ」

可愛いネーミング、そしてお味もナイス!

3歳児も予想通り、ガツガツ飲んでいました。

 

イケハヤさんにお会いして、これまでのお礼をお伝えし

主人や息子も紹介。

主人にもイケハヤさんのことは

「ブログの王様で農業もされている」と説明してあったので(笑)

特に農業のことをいろいろ質問していました。

 

私も驚いたのですが

まっすぐに育つ杉の木たち。

豊かな森だなあと見えていたのですが、イケハヤさんが

 

「この細い木がいくつもあるでしょう?

 実は何世代も前に無計画に木を植えすぎてしまって

メンテナンスができず、荒れた森なんです。

 適度に木を切ってあげないと、木がしっかり

育たないので、木を切る人が本当に不足しているんです」

 

とのこと。

 

 えーー!

 

 タイでは木を切りまくっていた時代があったので

今はどんどん木を植えなければなりません。なるほど

同じ森といっても、日本とタイでは違った問題が

あるのだなあ、と教えてもらいました。

 

 今私たちもセルフビルドで家づくりをしていますが

本当は木で作りたいんですよね。。でも

めちゃめちゃん値段が高いので、鉄筋を買ってきて、それを柱に

して作っています。

 30−40年前の家は、木造が多いと思いますが

ここ最近は少ないですね。。

 また日本とタイの森の違いは、

木の種類にもよるのかもしれません。

タイの森は本当にいろんな木が混在していてジャングルのよう。

 高知で見た森は、同じ種類の木が並ぶ針葉樹林。

きれいに並んでいてとても統一感のある美しさでした。

 

 なるべく手を入れて、きちんと森を守ろうとする感覚と

 なるべく手を入れないで、たくさん苗を植えて森を守ろうとする感覚。

 

 森に対する見方を比べてみると

それが私たちの普段の意識にも通じているものが

あるような気がしました。

 

孤立に心ひらく、新しい仕掛け

 

 そしてもう一つ、印象的だったお話。

 

主人は高知に着いた初日

「この土地の人たちには、苦しみがあるのかな?

 こんなにきれいな土地で、自然も食べ物もある。

 もしあるとしたら、何だろう?」

と言っていました。

なので私は

 「そうだね。ブログの王様にあったら

  その質問をしてみよう!」

と話していました。

 

 主人のその質問をイケハヤさんに訳してお伝えすると

 

「そうですねー。『孤立』ですかねー」

 とお答えに。

 確かに山村地域でしかも日本の家はみっちりと隙間なく

締められていますので、自ら外に出ないと

ずっと一人、ということもたやすくできてしまいます。

 高齢者だったり、子育て中の親だったり

密室で触れ合う人も限られてしまい、「孤立」してしまって

苦しむ、、そんな人も少なくないように思います。

 

 だからこそ、イケハヤさんやヒビノさんのような

若い力が地域を盛り上げ、楽しい仕掛けをいろいろやって

孤立のスパイラルに陥らないようにつとめていらっしゃるんですね。

 

 主人も、こうした意味を実際に高知に来て

感じてくれたようです。

 

また訪れたい高知!

 

 ということで、4泊5日の高知への旅。

 目にも、空気にも、人にも、食べ物にも

 大いなる刺激をたくさん受けて参りました!

 

 タイの方にも来ていただきたいなあ。

 タイと沖縄だけではなく、タイと高知も繋げられると

いいなあ。

 

 主人は、自転車お遍路さんを計画できるぞ!

 と密かに考えている模様。。

 私はやっぱりイケハヤさんをはじめとした

面白い人たちとタイの面白い人たちを繋げたいなあ。

 

 いろいろ共通点があり、違う点がありで

 ともに学べそうです!

 

 イケハヤさん、ヒビノケイコさん

 そして案内してくれた友人のSさん。

 その他ご縁になってくださった方、ありがとうございましたー!

 まだまだ高知の魅力ありそうですので

 ぜひまた行きますー!